ゴジラ、アンギラスに続く3体目の東宝怪獣として「空の大怪獣ラドン」(1956年公開)でデビューしたラドン。ゴジラの次に主演作品を与えられた怪獣であり、怪獣映画では初の総天然色(カラー)作品で演じた。若き日にパイロットを志した円谷英二の夢をつないだ怪獣でもある。
このソフビは1991年発売で、かなり古い作品だが、なかなかクオリティが高い。初代ラドンをよく再現している。映画を注意深く見ていないと気づかないような背中の色もしっかりと塗られている。ただし、可動はほとんどない。2代目は初代と身長や体重は同じだが、顔つきや体型が異なる。2代目は今のところバンダイのソフビシリーズでは商品化されておらず、初代のソフビも30年近く再販されていない。
<ラドン>
身長 50m
体重 1万5000t
必殺技 衝撃波
初代は、阿蘇山に眠っていた中生代の翼竜の卵から復活。餌である古代トンボのメガヌロンを捕食して成長した。劇中では説明不足なのだが、つがいとみられる2頭が登場している。飛行による衝撃波の破壊力は凄まじく、破壊範囲ではゴジラも凌駕。最期は阿蘇山の噴火に巻き込まれ、2頭とも絶命した。2代目は阿蘇山から出現。ゴジラとの対決では放射熱線を至近距離で受けてもダメージを受けない頑丈さと、空中からの攻撃で互角以上の戦いを見せたが、モスラの仲裁によって停戦。3体で協力してキングギドラを撃退した。その後もゴジラの相棒として、X星人やキラアク星人が操るキングギドラと戦っている。
登場作品・・・空の大怪獣ラドン(1956)、三大怪獣地球最大の決戦(1964)、怪獣大戦争(1965)、怪獣総進撃(1968)、ゴジラ対メガロ(1973)