サイケデリックな音楽や映像が流れ、アニメーションも挿入され、挙げ句の果てにはゴジラが空を飛ぶという、ゴジラ映画では最大の異色作と言える「ゴジラ対ヘドラ」(1971年公開)に登場。いや、当時としては新たな人類の脅威だった公害問題をテーマにしたという点では、初代ゴジラ以来の社会派作品であり、異色作ではなく原点回帰と言えるかもしれない。
このソフビは1993年発売。ヘドラの不気味な眼にはクリアパーツが使用されており、毒々しい色も背中まで十分に塗装されている。動くのは両手のみで、本来は長い尾も体に巻きつくような造形で省略されている。
<ヘドラ>
身長 60m
体重 4万8000t
必殺技 ヘドリューム光線、ヘドロ弾、硫酸ミスト
隕石に付着して飛来した宇宙生物が、公害による汚染物質で成長。飛行しながら猛毒の硫酸ミストを撒き散らすため、ラドンやキングギドラの衝撃波よりも人類にとってはさらに厄介な存在。完全に乾燥させなければ死なず、自衛隊の巨大電極板を使ったゴジラの攻撃で漸く死滅した。
登場作品・・・ゴジラ対ヘドラ(1971)