2021年公開の「ゴジラvsコング」で、終盤の秘密兵器として満を持して登場した米国版メカゴジラが「S.H.MonsterArts」シリーズでも登場。日本のメカゴジラに多い火器やビームの攻撃だけでなく、アンドロイドのよう細身の体を俊敏に動かした肉弾戦でもゴジラを圧倒した。これは確かに可動フィギュア向けだろう。日本にはないターミネーターを彷彿とさせるデザインや設定が、いかにも米国版らしくて良い。ゴジラに直接対決で敗れたコングに花を持たせる措置で、最期は初めてゴジラ以外の怪獣に破壊された。
造形の良さも文句なしで、このシリーズでも最高峰の出来だという評価もある・肩、腕、手首などはまずまず動き、手には付け替えパーツもあるにで、劇中のようにゴジラをつかんで叩きのめすようなポーズを取らせることができる。先端が武器となっている尻尾は非常に柔軟性があり、曲げ伸ばしの幅は広い。肩と腹には開閉式で武器を出せる仕掛けがあるなど、細かいところまで再現。サイズはゴジラよりも結構大柄で、この体格差だと格闘戦でゴジラを圧倒できるのも分かる。