怪獣ソフビ博物館

ゴジラ、ガメラ、たまにウルトラマンや仮面ライダーも含めて新旧ソフビを展示

ラドン S.H.MonsterArts(2019)

 

 

 東宝三大怪獣の一角ながら、時代が進むとともに扱いが悪くなっていったラドン。ハリウッド版の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(2019年)では、ラドン好きの監督と大きくグレードアップされたデザインで捲土重来の活躍が期待されたが、結局のところ情けない役回りを与えられてしまった。とはいえ、ちゃっかり最後まで生き残り、ゴジラに次ぐNo.2の地位を手にしたので賢い生き方なのかもしれないが。

 ムービーモンスターシリーズの出来はあまりにも酷かったのだが、モスラとセットで発売された「S.H.MonsterArts」は、まずまずの完成度だ。翼は前方へ閉じるように大きく動かすことができるので、劇中の戦闘機とのバトルシーンを再現できるかもしれない。胴体や首も前傾姿勢に動かせるし、もちろんスタンドも付いているので空中戦での動きを再現しやすい。その代償として、翼と胴体の切れ目が大きく目立っており、翼竜というよりは鳥に近いように見えるかもしれない。

翼は下方向に動かせる

モスラよりも大型

キングギドラとは体格差がある