2021年に放送されたテレビアニメ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」で、実写映画でも実現しなかった復活を果たす。しかも、出番が少ないゴジラを差し置いて実質的な主人公のような扱いだった。そもそも昭和ジャガーがゴジラシリーズの中で異質すぎるデザインのため、実写映画で再登場させるのは難しかったのかもしれない。町工場で作られた秘密兵器という設定と、昭和ジャガーと同じ不細工な顔面はしっかり引き継いでいる。昭和ジャガーよりも体つきはロボットらしさを増したが、むしろ貧弱で頼りない印象を受ける。ある意味ではジェットジャガーらしい部分をリメイクできている。
アニメ前半では短足で手作り感のある「プロトタイプ」がラドンやアンギラスと対決。その後、改修されて人間に近い体型となった「ジェットジャガーβ」が登場する。ソフビでも作中で扱いの悪かったラドンは商品化すらされなかったが、実質主人公のジェットジャガーは2つのタイプが商品化されるという破格の扱いを受けた。ソフビは非常に細身のため小さい印象を受けるのだが、並べてみると身長はゴジラと同じくらいになっている。