怪獣ソフビ博物館

ゴジラ、ガメラ、たまにウルトラマンや仮面ライダーも含めて新旧ソフビを展示

シン・ゴジラ(形態変化3体セット) ムービーモンスターシリーズ(2017)

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 ゴジラシリーズの新境地を見せた「シン・ゴジラ」(2016年公開)は、関連商品も売れ行き好調なのか、ソフビでも様々なバージョンが商品化されている。こちらは公開翌年に限定販売された3体セット。第二形態(蒲田くん)と第三形態(品川くん)の重塗装バージョンに加え、劇中の「ヤシオリ作戦」で機能停止して凍りついた「凍結ver.」が新たに登場。こちらは先に一般発売された第四形態のソフビの塗装を凍結仕様に大きく変更しただけでなく、劇中のラストシーンで物議を呼んだ人間型の「第五形態」が飛び出そうとしている尻尾の部分を新規造形した。

 通常バージョンの第二形態と第三形態は、確かにユーモラスな姿を再現できていたが、重塗装という新手の販売方法によって、よりマニア向けの商品となっている。最大の目玉である凍結バージョンも、元々の第四形態のソフビがなかなかの出来だったのだが、その塗装を変えただけでも大きく雰囲気が違う。尻尾から飛び出すグロテスクな第五形態も、ソフビということを考えれば及第点か。8100円(税込)という価格だったが、まあ妥当なところだろう。バンダイには米レジェンダリー版のソフビも、これくらい頑張って欲しかった。

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皮膚や背鰭などに細かい塗装が施されている(第二形態)

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首元や脚などの塗装箇所が増えた(第三形態)

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塗装を変えただけでも印象が大きく違う(凍結バージョン)

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多彩な変化を見せたシン・ゴジラのソフビ

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尻尾の先からは第五形態が飛び出そうとしている

 

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一瞬だが強烈なインパクトを残したラストシーンの第五形態