シン・ゴジラは戦闘力も反則レベルの強さを誇った。通常の火炎放射に加え、紫色のビーム状の熱線を、口だけでなく尻尾の先や背鰭から広範囲に、非常に長い射程距離で発射する。この攻撃で都心を破壊し尽くしただけでなく、総理大臣ら閣僚が乗ったヘリコプターを墜落させた。広範囲を破壊する能力では、歴代ゴジラの中でもトップクラスだろう。発射時には下顎が真っ二つに避ける姿も、これまでのゴジラにはないグロテスクさで強いインパクトを残した。
その全身から熱線発射する姿をイメージした「クライマックスver.」と名付けられたソフビは、2017年に限定販売。紫色のクリアパーツを使用し、ビームを放つ姿を再現した。その後もたびたび限定で再販されており、2020年には重塗装バージョンが限定販売。内側が赤く発光した胴体や、赤と紫の背鰭など塗装が細部まで手厚くなった。