怪獣ソフビ博物館

ゴジラ、ガメラ、たまにウルトラマンや仮面ライダーも含めて新旧ソフビを展示

ゴジラ(ミレニアム) ムービーモンスターシリーズ (1999)

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 ゴジラの死を重厚に描いた「ゴジラvsデストロイア」(1995年公開)から、わずか4年後にゴジラは復活。それまでの間、マグロを食ってミサイルで死ぬ似非ゴジラが登場する米国版「GODZILLA」(1998年公開)が不評に終わり、平成ガメラ3部作が好評だったことから、復活を早めなければならなかったのかもしれない。ただ、この「ゴジラ2000」(1999年公開)は、今ひとつ何がやりたいのか分からない中途半端な印象の作品だった。

 それでも、ゴジラのデザインはかなり攻めた造形。恐竜のように前傾姿勢になり、爬虫類のような大きめの口、鋭利な背鰭で新しいゴジラ像を見せようと挑んだようだ。次作の「ゴジラ×メガギラスG消滅作戦」(2000年公開)では、この背鰭を斬撃に使うという新しい攻撃技も見せている。ソフビは1999年に発売。写真は2005年に「ゴジラ50周年メモリアルBOX」で縮小サイズとなったもの。2016年にも再販されており、背鰭の彩色が若干抑え気味になったものの丁寧にされており、近年のムービーモンスターシリーズ再販にありがちな欠陥もない。

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最大の特徴は背鰭

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デザインはキンゴジ(左)の直系?

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2016年の再販バージョン