怪獣ソフビ博物館

ゴジラ、ガメラ、たまにウルトラマンや仮面ライダーも含めて新旧ソフビを展示

ゴロザウルス ムービーモンスターシリーズ (2021)

 

 

 日本でキングコングを主役にした作品「キングコングの逆襲」(1967年公開)では、前半の敵キャラとして登場。米国版の原作を意識したか、いかにも肉食恐竜といった造形だ。この作品ではキングコングの引き立て役として終わったが、ゴジラシリーズ初登場となった「怪獣総進撃」(1968年)では、得意のカンガルーキックでキングギドラをダウンに追い込むという大活躍を見せた。この一撃で弱ったキングギドラは哀れにも、地球怪獣軍団によって袋叩きにされてしまった。

 ゴロザウルスのソフビは1993年にも発売されており、そちらの出来も非常に良かった。だが、こちらは2021年の「ゴジラ・ストア」によるファン投票の記念すべき第1弾として商品化。昭和の脇役怪獣なのだが、やはりキングギドラを倒した一撃がファンの記憶にしっかりと刻まれていたのかもしれない。尻尾を地面から浮かせた恐竜ポーズを取らせることができるなど、造形や可動も申し分なく、少し毒々しい青緑色の彩色や皮膚の質感も満足できる仕上がりと言えるだろう。

前傾姿勢の恐竜ポーズもOKだ

総進撃ゴジとのサイズバランスも非常に良い