機龍のソフビは2005年の「ムービーモンスターシリーズ-STANDARD-」で、右腕がドリルに変わった高機動型の縮小版を再販。さらに「シン・ゴジラ」が大ヒットした2016年にも、高機動型と重武装型が縮小版で発売されている。いずれも単なる金型使い回しの再販ではなく、高機動型はゴジラとの戦いで失った右腕がドリルではなく通常の手になっている。
一方で、重武装型のソフビには致命的な欠陥がある。設定上、ゴジラとの戦いで大破したのは右腕だけなので、修復された右腕と修復されていない左腕は別のデザインになるはずなのだが、何故か両腕とも右腕の造形になっている。これは2003年の大型ソフビでは見られなかった欠陥。しかも写真の高機動型のソフビでは間違えていないのに、なぜか重武装型だけで間違えてしまったのか謎。バンダイのムービーモンスターシリーズが2010年代に品質低下したと言える一例である。