前作から5年後の2019年に、米国レジェンダリー ・ピクチャーズの「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は公開。登場怪獣は1964年公開の「三大怪獣地球最大の決戦」と同じで、米国産ゴジラでは初めて怪獣の戦いがメインとなった作品と言える。監督がゴジラファンだったこともあり、これまで米国産には違和感を感じていた日本のファンも、概ね満足できる内容に仕上がったのではないだろうか。
ゴジラの造形は5年前のものを踏襲しているが、日本の初代ゴジラをイメージしたという背鰭の形などが変わった。それに伴い、ソフビも新規造形で発売され、背鰭の形状ほかディティールの造形が良くなった。大きさも前作よりも若干大きい。ラドンとモスラは残念な仕上がりだったが、さすがに主役のゴジラは及第点の出来だろう。