メカゴジラというキャラクターは昭和の初登場では地球侵略を狙う宇宙人による悪の兵器だったが、平成に入ってからは一貫して人類側の対ゴジラ兵器として描かれている。2018年公開の「GODZILLA決戦機動増殖都市」でも、ゴジラとの対決が期待されたが、まさかの出る出る詐欺だった。劇中にメカゴジラとしての形態では登場せず、ゴジラに破壊され、残されたメカゴジラの人工知能がナノメタルを増殖させて形成した「メカゴジラシティ」という基地のような形で登場。このため、怪獣同士の戦いを期待して肩透かしを食らったファンからは批判の意見もある。
劇中に登場することがなかったメカゴジラのソフビは、バンダイが新設した「マスターディティールムービーモンスターシリーズ 」として限定販売。価格は4968円(税込)と割高だが、確かに細かいディティールまでしっかり造形された商品である。劇中に登場していない以上、再現度は判定できないが。刺々しいパーツが折れやすそうではある。ただ、このメカゴジラ以降に同シリーズの新作は出ていない。