昭和ゴジラの最終作「メカゴジラの逆襲」(1975年公開)のみに登場。メカゴジラとタッグを組み、当時は正義の味方だったゴジラを追い詰めるのだが、あくまで脇役なので知名度はそこまで高くない怪獣だ。シャープな姿でゴジラやメカゴジラよりも少し身長が高く、この当時のキャラとしては正統派の怪獣らしいデザイン。マッドサイエンティスト真船博士に無理矢理操られ、最期は悪役としてゴジラにとどめを刺されるという、少しかわいそうな設定のキャラだった。
なかなか商品化されなかったのだが、ミレニアムシリーズ機龍2部作の「ゴジラ×メカゴジラ」(2002年公開)に合わせてメカゴジラⅡがソフビ化されたことで、このチタノザウルスも待望の商品化となった。発売時期が遅かったこともあり、造形は非常に良く、当時の彩色は赤みが強めだった。写真は2023年に再販されたもので、こちらの方が劇中の体色に近い印象を受ける。この流れで、今度はキングシーサーあたりも商品化してもらいたい。