日米の2大スター怪獣が59年ぶりに決着をつける形となった「ゴジラvsコング」(2021年)は、無駄を削って怪獣プロレスに全振りした作風だった。そういう意味で、この可動部分が多い「S.H.MonsterArts」は戦いの場面を再現するのに最適なフィギュアだ。
前作から若干のバージョン違いだったゴジラと比べ、コングはもちろん完全な新規造形。可動部分は多く、四足歩行も再現可能。手は4タイプに交換可能で、ゴジラの背鰭や骨で作られた斧も付属。顔も咆哮バージョンと通常バージョンの2種類に交換可能。通常バージョンの表情が妙に穏やかなのは少し気になる。